【ワークショップ開催報告】2019年9月4日めやすWS(日本語)@国際交流基金ブダペスト事務所
ヨーロッパでぜひともめやすのワークショップを行いたいと思い、昨年研究会で知り合った国際交流基金の林先生と連絡をとり、準備を進めておりました。
林先生が中東欧の日本語教育を管轄にされているということで、ほかの国の先生方にも参加していただこうとオンラインでの参加もOKとして、ハイブリッド型ワークショップ開催しました。
プログラムはこちら
JFBP日本語教師研修会:「外国語学習のめやす」ワークショップ ―21世紀型スキルを身につける授業について考えよう― | Japán Alapítvány Budapesti Iroda
Let'sめやすメンバーはドイツ語の田原と日本語の阪上です。
ハイブリッド型ということで、ブダペスト事務所の林先生には教室、中野先生にはオンラインで進行役をお願いすることができました。
時間は2時間と、いつもよりもだいぶ短縮バージョン。
理論と実践、そして3×3+3についてのグループワークを行いました。
グループワークでは、教室と現場をつないで、3×3+3の12の枠にどんなことが入ったか、グループごとにあてていきました。
1つにみなさんちゃんと答えてくださったこともあって、時間が押してきてしまい、
フィードバックがあまりできなかったことが残念でした。
また振り返りシートの記入もオンラインの方にはあとでお渡しする予定だったのですが、チャットで送ることができず(ワードが送れないということも気が付いておらず)、大変申し訳なかったです。
振り返りの重要性はちゃんと分かっていたので、グループワークにして3分ほどでも話し合えばよかったと思いました。
緊張してしまったせいもありますが、そういう臨機応変に対応できず、ハイブリッドの場合は講師側がもう一人いたら楽だったかなと思いました。
【参加者募集】1月13日外国語教員のためのTPチャート講座参加者募集
TP(ティーチングポートフォリオ)チャートは、よりよい教育に向けて自分の教育活動について俯瞰的にふりかえって、軸としての理念を見出し、方針方法を対応づけ、将来の目標を設定するワークシートです。
8月に日本語教師のためのTPチャート講座で栗田先生・吉田先生(東京大学)からTPチャートについて教わりました。
両先生作成のワークシートや資料を使わせていただいて、今回外国語教員を対象に行います。
日 時:2020年1月13日(月)13:00~16:30
会 場:関西学院大学梅田キャンパス 14階 1405教室
対 象:外国語教育に従事している教員
講 師:関西学院大学 国際学部 阪上 彩子
甲南大学国際交流センター 谷川 依津江
定 員:40名
資料代:500円
申 込:
外国語教員のためのTPチャート申し込み(2020年1月13日)
主 催:Let’s めやす
問い合わせ:関西学院大学 阪上彩子
sakaueayako@kwansei.ac.jp
チラシはこちら
【資料】3×3+3の中国語版、目標分解表
『外国語学習のめやす』の学習目標は、総合コミュニケーション能力の獲得です。
総合コミュニケーション能力とは、言語、文化、グローバル社会の3つの領域と、わかる、できる、つながるの3つの能力から構成されています。さらに3つの領域における3つの能力を身につけるためには、①学習者の関心・意欲・態度、学習スタイル、
②既習内容や他教科の内容、③現実社会である教室外の人・モノ・情報とを、それぞれ連繫させることが重要です。これを「3×3+3」と呼びます。
関西大学の山崎直樹先生が3×3+3とその中国語版をホームページに公開してくださったので、共有します。
http://www2.itc.kansai-u.ac.jp/~ymzknk/PBL/
プロジェクト学習を設計するために必要な目標分解表の情報も一緒に掲載されています。
【研究会報告】CASTEL-J2019で発表してきました(ハイブリッド研究会について)
2019年8月11日韓国釜山の釜山外国語大学でCASTEL-J2019があり、そこで今まで実践したハイブリッド研究会についてポスター発表をしてきました。
見に来てくださる方が多かったわけではなかったのですが、
途切れずに見に来てくれました。
1番目に見に来てくださった方に、研究会を運営する人のためにも共有したほうがいいと言われたので、ポスター内容を共有します。
今まで行ってきたハイブリッド型のワークショップや研究会についてどう取り組んできたかを報告しました。
「ハイブリッドワークショップや研究会運営の試み」
阪上彩子(関西学院大学), 田原憲和(立命館大学), 村上陽子(関西学院大学)
https://1drv.ms/b/s!Ap5DVcQnpz0FgbdX_Uy5A3dRYarf8Q?e=5zRYA0
台湾でワークショップに参加してくださった方や大学関係者が聞きに来てくださり、こちらもこういう運営方法について知りたいということが分かってよかったです。
今後も続けていきたいと思います。今度のブダペストでのワークショップはハイブリッドになります。
【ワークショップ開催報告】2019年8月2日めやすWS(日本語)@中国・大連理工大学
夏休みになりまして、中国語圏第2弾のワークショップを行おうと、大連理工大学の韓蘭霊さんと企画したワークショップ、ついに実現し、開催の運びとなりました。
プログラムはこちら
http://letsmeyasu.hatenablog.com/entry/2019/06/03/143035
今回も台湾のときと同様、中国語の山崎直樹先生(関西大学)、中国語マスター植村麻紀子先生(神田外大)と一緒です。
Let'sめやすメンバーはドイツ語の田原と日本語の阪上です。
おひとりの欠席だけで15分前にほぼ全員着席している状態でしたので、早めに始めました。
はじめに韓蘭霊さんからあいさつがありました。
その後、山崎先生の講演。今回は3×3+3と目標分解表について取り上げ、ルーブリックについては取り上げませんでした。スライドは中国語です。わかりやすい。
その後植村先生と私が実践報告をしました。
3×3+3と目標分解表の穴埋めをしてもらって、グループで仲良くなってもらいました。
午後からはグループごとに大連に関係があるプロジェクトを考え、それについて目標分解を考えてもらいました。
6グループがそれぞれ次のようなプロジェクトを考え、お隣のグループについて発表を聞いてもらいました。
A:日本の夏の文化を知ってもらおう
B:大連の観光マップを作ろう
C:大連滞在者に大連の病院について説明しよう
D:短期滞在者に大連を紹介しよう
E:大連理工大学で学ぶ学習者が日本へ行くときのプラン
F:日本のレストランを使おう
最後に山崎先生のまとめがあって終わりました。
特に大きな問題もなかったのですが、今回ルーブリック、評価について取り上げなかったので、成果物についても決めずに話し合いを進めるグループが多く、そこをうまく軌道修正してもらうのが申し訳なかったです。
大連では7月に全く雨が降らなかったのですが、その日の帰りは大雨。びっくりしました。
次の日に大連と旅順を観光して楽しく帰りました。
めやすワークショップ@大連、会場までの行き方
今週末となりました、大連でのめやすワークショップ。
今回会場となる大連理工大学開発区。
会場までの行き方についてアドバイスをいただいたので、共有します。
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会場は大連理工大学開発区校区(大連市開発区図強路321号)です。
大連開発区第一高校(略称:開発区一中)のすぐ隣です。
よく間違えられるので、「大連理工大学城市学院」ではないことを覚えていただきたいです。
タクシーでお越しの場合は、大連理工大学開発区校区南門(正門)まででOKです。
下りたら、案内の看板があるはずです。
守衛室がある校門から入って、最初の十字路を右へ曲がっていただきます。
100メートルほど行ったところに大きい階段があります。
入口は階段を上った二階にあり、会場はビルの302室です。
目安として、ご参考いただければ。
空港から校門まで35キロ、タクシー代は100元ほどです。
大連北駅から23キロ、タクシー代55元ほどです。
大連駅から、軽軌(電車)で保税区で降りてからタクシーでお越しのほうがいいと思われます。
電車代6元、タクシー代25元で、合計30元ほどです。
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