【研究会報告】韓国日語教育学会第35回国際学術大会で発表してきました。
2019年4月27日韓国ソウルの明知専門大学で韓国日語教育学会第35回国際学術大会があり、そこで「めやす」について発表、そして実践報告をしてきました。
http://www.kaje.or.kr/jpn/notice-jpn/view.asp?Key=166
今回第35回のテーマが「世界とつながる日本語教育」で、アメリカサンディエゴ大学教授の當作靖彦先生がご講演なさる関係で、発表をしないかとお声がけいただき、急きょゴールデンウィーク中に韓国、ソウルに行くことになりました。
最初は初韓国の「めやす」だと思って、いろいろワークを考えていたのですが、
時間が90分、そしてワークしないでほしいとのことでしたので、前半に「めやす」の枠組み、後半に実践報告と質疑応答の時間となりました。
私たちの枠は、他にダニエルロング先生の言語景観のお話、門倉先生の多読のお話、保坂先生の反転授業のデザインのお話、韓国の先生方のディベートのお話と同じで、
観客はほぼいないのかな…と思ってしまいましたが、
10数人聞きに来てくださってありがたかったです。
「めやす」は最初に韓国語、中国語の先生と作られただけあって、国際文化フォーラムの関係者の方もいて、話が弾みました。
韓国は相対評価なので、そこをどう組み込むかをもっとわかりやすく説明できれば、もっと韓国で受け入れられるのではないかと言われたこと、
また自分のクラスだけ「めやす」を取り入れていても、授業の外に行ったり、ほかの先生の授業では違う考え方になってしまう。持続的に「めやす」のような考え方を取り入れるにはどうすればいいかなどの質問がありました。
相対評価のことなど、勉強不足な点もあったので、もう少し評価について勉強して、次に臨みたいと思います。
私が実践報告した授業は、めやすWEBに掲載されています。
http://www.tjf.or.jp/meyasu/support/handai-A/sakaueayako/post-119.php
私はいろいろなところに旅行しているのですが、ソウルは初めてで、韓国語が分からないので大丈夫かしら?と心配したのですが、人々が親切で助かりました。
また韓国日語教育学会の雰囲気も日本のそれとはちょっと違い、とてもおもしろかったです。挨拶などきちっとしていて、でもあったかい感じがした学会でした。また機会があれば参加したいです。